ご存知ですか?「鳥坂ぶどう」
私達の故郷、妙高市姫川原地区は「鳥坂ぶどう」(鳥坂は地名)の産地として昔から地域近郷の人達から親しまれてきました。
この地がぶどうの産地となった由来ですが、当時の大地主、楡井茂敏が1895年に洋行した折、買い求めてきたぶどうの苗木の一部を隣家の渾川主計が分けて貰い栽培したのが始まりと言われています。
当時はこの地でぶどう栽培の例は無く、試行錯誤の繰り返しであったようですが、ようやくその労が報われ全盛期を迎えた1950年から1980年頃には、栽培農家数も 30戸を上回り近在へ出荷されていきました。
しかし一方で、ぶどう栽培は人手のかかる労働集約型であること、栽培が難しいこと、豪雪地帯であること等の理由で今は当時のような盛況さはありませんが、8月下旬から 10月上旬の収穫期になりますと、国道292号線沿いの各所に直売所が設置され、各種の大粒系、マスカット、ベリーA、ナイヤガラ等が直販され、通行く人々の楽しみの一つになっております。 とりわけナイヤガラは他所にない特産品で上品な香りとその風味が多くの人達の支持を受けているところであります。
収穫期にあたる8〜10月頃、ドライブの際には是非お立ち寄りいただき、おいしいぶどうを堪能してみて下さい。
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★編集部から一言★
姫川原地区では「鳥坂ブドウ」と呼ばれるブドウ栽培が盛んです。普通のご家庭で小規模に栽培しているため、品種はナイアガラや巨峰など様々です。毎年8月から9月にかけて姫川原地域内で路上販売されることが多く、美味しいのに格安です。市場にはほとんど出回るのことのない幻の逸品となっています。
麻苧田の粘土
平成14年に開催された「縄文学校」で、陶芸家の猪風来(いふうらい)氏などが、姫川原麻苧田の高橋健一さんの水田で陶芸に適した粘土を発見した。高床山の裾野にあたる高橋さんの水田付近には、陶芸に適した良質な粘土の地層が厚さ数十センチにわたって存在していることがわかった。それ以来、高橋さんの水田で毎年のように粘土が採集され、妙高市だけでなく上越市の子どもたちなどが、縄文土器や弥生土器を模して土器づくりを行っている。



@ 採取(麻苧田にて) A 細工 B 野焼き



C 野焼き D 野焼き E作品